「排せつのこと」(田中昌人 参照)
2歳ごろから4歳ごろまでの幅をもって日中の排尿や排便をしなくなっていきます。
この間に身体の臓器が成熟し、膀胱にためられる尿の量もふえ、内臓感覚も発達します。
この期間は自我が誕生し拡大・充実をとげる時であることから、
しつけでも、力ずくでしたり、愛情を示さないで罪意識に訴えようとしたりするやり方というのは
この時期の道徳性の発達には効果がなく、攻撃性や依存性を引き出してしまうことが明らかにされています。
①おむつを使っている頃は出ていることがわかったらすぐに、
「おしっこが出たね。さあきれいにしようね。気持ちよくなったかな。」
などと気持ちよく受けとめ、話しかけておむつをかえます。
水で毎回きれいに洗って、気持ちよさをいつも経験させます。
②パンツにした時には、出る事は当然のこととして受け止め、
きれいに洗ってあげてはきかえさせて、気持ちよさを一緒に味わうようにします。
自我の充実(自分でできることがたくさん増えて誇らしく思えること。)を阻むような、
なじりや罪意識にうったえるようなやり方はけっしてしてはいけません。
芽生え始めた自立をあたたかく受け止めることが大切です。
③おねしょ
おねしょをふせぐために夜中にむりやり起こしてつれていくことは、
かえっておねしょをいつまでも続けさせてしまうことになりがちです。
膀胱がいっぱいにならないうちに、しかも目が覚めないまま連れて行かれるので、
全部でないで残ります。夜中に出てもすぐに替えられるように準備しておくのが良いでしょう。
④日中のはいせつにしても、おねしょにしても、体調や精神的不安から出来ていたものが、
出来なくなったりもします。
それは環境の変化を敏感に受け止める事ができるようになったのですから、
焦らずゆったりと本格的に自立する日を待ちましょう。

排せつができる出来ないで、それをもって「ダメな子」とか「良い子」といった
子どもの人格に対する一面的な評価を決してしてはいけません。
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