斎藤公子さんと田中昌人さんの対談から

(斎藤) わたしは0歳児から6歳までの運動は
からだを鍛えるというだけでなく、脳の発達のため、
つまり知的な発達のために大変重要だと思います。
この間にそれ以後の基礎ができるわけですね。
とくに脳の運動野は生後2年ぐらいで、樹状突起の伸びは
ほぼ完了するといわれていますから、
ハイハイなどを通じて大脳半球への統合が円滑に
おこなわれていくようにしたいと考えているのです。
そのために、部屋や床や庭のつくりや広さ、材質、
衣類のつくりまで心をくばるようにしています。
肩の緊張をとって、手や足のおやゆびをしっかりつかうこと
とくに手のばあいどの指とも対向させることができるようになり
人さしゆび、おやゆび、なかゆびをつかってものをつまんだり、
運動においても力をいれるようになっていきますでしょ。
また、足のおやゆびは前進にさいして交互に地をける役目をします。
かかととおやゆびが交代に地についたり、地をけったりすることがたやすくなり、
言語が発達し、知的な発達のもとになっていきます。